日本に大統領がいない理由(わけ)

「なぜ日本には大統領がいないの?」という質問を受けた事があるのだけど

⚽️これはサッカーやバスケットのフォーメーションに例えるとわかりやすいんじゃあないかと思う

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🇺🇸アメリカのような大統領制
🇯🇵日本のような議員内閣制も
フォーメーションのひとつでしかない

「なぜ日本は大統領制じゃあないの?」という質問は
「なぜ日本は3バックじゃあないないの?」と聞いているようなものだから
答えはひとつ

『監督が4バックを選んだからです』
以上です 笑

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では「日本国の監督」って一体誰なのでしょう?

・総理大臣?
天皇陛下
・全ての有権者

さて?

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/・・)/ …まぁそれはともかく

参考までに
ここで世界の国のフォーメーションを紹介しておく


①ドイツ🇩🇪
ドイツには首相と大統領が両方ともいる(これを半大統領制という)

ドイツでは
実際の政治は首相が行い
大統領は式典時など儀礼的な場で仕事をする
※(半大統領の中でも)こういったシステムを象徴大統領制という

サッカーに例えるならば
【首相がストライカーで、大統領がシャドー】て感じ

②フランス🇫🇷
フランスも半大統領制
大統領も首相もいるのだけど役割が違う

フランスの大統領は基本外交が担当
国内内政は首相が受け持つ

つまり
【大統領が右サイドなら・首相は左サイドに布陣する、フラットな2トップ】って事

③イギリス🇬🇧
イギリスは王国(United Kingdom)なので
国家元首エリザベス女王
でも実際の政治は首相以下、議会が運営する

【国王がポストプレーヤーで/首相がストライカーの2トップ】って感じかな?

「🏀9歩あるいてもトラベリングにならないマン」のお話

まずはこの動画
Shaqtin' A Fool - Shaq and T-Mac having fun with Kendrick Perkins 9-step travel! (04.09.2015) - YouTube
ケンドリック・パーキンス
アメリカでは結構有名な「トラベリング王」

でもここで注目して欲しいのは、レフリーと観客の反応

①プロレフリー3人がきっちりポジショニングしているのに誰もトラベリングをコールしない
②(パーキンスのユニフォームを見るに)アウェイゲームなのに、観客は誰もブーイングしない


これはつまりね
「ハイポストのピポットワークなんてゲームに影響ないから、いちいちコールしないし文句も言わないよ」って事

もちろんトラベリングはトラベリングだ
ルールブック的にはね

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僕の後輩にオーストラリア人のお父さんを持つハーフがいた
オージー仕込みのパワープレーが持ち味のとても才能のある選手だった

でも彼はゲーム中
ハイポストのムーブが
(※パーキンスほどのトンデモじゃあないんだけど)
悉くトラベリングとコールされてしまう

「軸足がズレた」「ピポットフットが不明確」

まぁ確かにレフリーの言う通りだから
当然クレームは入れませんでしたけどね

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果たして
「我々の生活を豊かにする為にルールが存在するのか?」
「ルールを遂行する為に我々が存在するのか?」
これは
人類が文字を会得した紀元前から議論され続ける
非常に難解な問題だ

君はどう思う?

「自由とは何か」を、限界まで簡単に解説してみた

僕が自由について解説するとき、いつも使うのが🚥信号機のお話

🚗交差点に信号機がなければ自動車移動に制限はなくなる
つまり局面では自由になる

しかしもし
東京に全ての信号機がなかったら都内の移動時間はどうなるだろうか?🕰

おそらく交差点はどこも渋滞ばかりで
まともに移動が出来なくなる筈だ

つまり
信号機という局面の自由を制限するツールがあった方が全体的な自由度は上がる

自由を求めるほど不自由になる

一言で自由と括られている概念には実は様々な種類があるのだ

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🇫🇷フランスでは今書いたような「局面の自由度/全体的な自由」について
日本で言う中学校の時点できちんと学習する

彼らにとっての信号機は
「守らないとペナルティを科される概念」ではなく
「大枠の自由を得る為のツール」だ

そのせいか
夜中の全く交通量がない道路で
キチンと信号機を守る日本人の姿に
かなり違和感を憶えるらしい

ディベートはフリースタイルバトル /議論のお作法②討論のやりかた

前回( http://tamaday.hatenablog.com/entry/2019/02/27/193925 )の続き

議論(discussion)は利害関係のない人物同士で行う事がベターだと説明したけれど
では利害関係者同士で行う合意形成ではどうするのか?
そんな時はディベート(debate 討論)というテクニックを使う事が多い

www.youtube.com

ディベートでは
基本的に当事者同士で対話する事は殆どない
発言者が進行役や聴衆 (audience)に向かって順番にスピーチする

あらかじめ決めておいた
何回かのスピーチ合戦が終わったらそこで終了

その後
・聴衆に判定して貰ったり
・進行役が勝敗を決めたり
・あと特に勝敗を決めないディベートなんかもある
(選挙中の候補者ディベートなんかがそう)

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youtu.be
RAWAXXX vs 呂布カルマ / SPOTLIGHT 2018 MC BATTLE (2018年11月25日) - YouTube


若い人向けの説明としては
ラッパーのフリースタイルバトルってあるでしょ?
あれがまんまディベートですな

ちょっと違うのは
フリースタイルバトルでは対戦者同士が対面するけれど
ディベートでは聴衆の方を向いて行う事が殆ど

後は全く同じ

・どんなに良い事言っていてもわかりやすいスピーチが出来なきゃ駄目だし
・見た目も大事、ダサい奴にオーディエンスはなびかない

ディベートは勝負事
『俺はこんなにも正しい事を言っているのに…』なんてのは言い訳にもならない
負けた時は勝ったアイツの正義の方が強かったというだけの話だ


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ディベートは負けたもん勝ち』って格言があるのだけど
僕に言わせたらそれは誤った解釈

日本人同士のディベートって大抵の場合は相手の意見に対しての論破合戦を行う

オーディエンスは最終的にやり込めた方を選ぶのだけれど
なんかモヤモヤしちゃう(笑)

僕に言わせれば論破ってのは三流のディベーターがやる事

論破なんてものはいつでも誰でもできる
というか
僕は僕自身の意見を論破する事ができる
逆にどんな論破も躱す(かわす)事が出来る

勝負だから相手をやり込めるけれどもリスペクトのないDisで人は響かない

「論破おじさん」はディベーターじゃあないんだ

議論は「関係ある奴は口を挟むな」が正解/議論のお作法①

日本人は議論がヘタだ」昔からよく言われる事だけど

それは僕に言わせると
そもそも議論(discussion)がどういったものなのかを
きちんと学んでいない日本人が多いせいだと思う

ただのお話合いと議論は全く別物です

これが
ネトウヨだとかパヨクだとか言われる
いわゆる「残念な皆さん」からの発信ならばジョークで済むかもしれないけど

日本の場合
評論家だとか大学教授だとか、あと学校の先生だとか
一般的に『アタマ良い』と言われてる連中ほどこの辺の事がわかっていない

※ていうかむしろ、近所のじーさんとかの方が余程優秀

そらこんな状態で世の中が良くなる訳ないよね

【当事者の声を集めて議論なんて出来る訳ないじゃん】

例えば今度
君の街に原子力発電所が建設される計画が立ち上がったとする

・建設に反対する人は何を言ったって反対するに決まっているし
・逆に電力会社はじめ、発電所建設で利益が出る人は何を言っても推進しようとする

そんな利害が衝突する関係者同士で議論discussionなんて出来る訳ないじゃん

そんな事あたり前だ

もし異なった当事者意見を合意形成に加味したければdiscussion以外の別のテクニックが必要なのさ

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よく
「関係ない人は口を挟むな」…て、いうでしょ?
あれ、実に日本らしい表現だと思う

「利害関係者は(どうせ意見固まっているんだから)議論に口を挟むな」が正解

もっと現場の声を聞け!

凄い聞いてます日本て
スゲー聞いているけど
聞いてるだけで何も出来ない奴に裁量権を与えているから
何も出来ないだけです